Re:Quiem Zero(零) 創作秘話
もともとREQUIEM Zeroはエッセンシャルブレンドとして創作したものではありません。
とある女の子に
「食欲抑えるアロマ創って~」
という要望が始まりでした。
食欲を抑えるとはどういうことだろうか?
そんなところがスタートでした。
食欲と言ってもご飯はちゃんと食べてもらわないといけない。
そして、抑えるべきは「おやつ」や「夜中の食欲」など無駄な食欲のほうでした。
そういった食欲を「偽の食欲」と言います。
身体が欲する食欲ではなく「脳」が欲する食欲です。
さて・・・どうするか・・・
おなかがいっぱいでも脳が職を欲する理由というものがあります。
それは、ドーパミンやエンドルフィンなどの「脳内麻薬」と呼ばれるものを欲しているからです。
そして、エンドルフィンなどの脳内麻薬はやがて「セロトニン」という物質に変化します。
女性ならよく聞くであろう「セロトニン」
俗にいう「幸せホルモン」ですね。
じつはこの幸せホルモンによる「幸福感」を欲しがっているわけです。
『そりゃあ誰だって幸福感を味わいたいですよね。』
そして、この幸福感を味わうために、おやつに甘いもの、夜寝る前に甘いもの・・・
甘いものを食べるとエンドルフィンなどの脳内麻薬が出て、そしてセロトニンへと転化して「幸福感」に包まれる・・・・ ・・・というのが「偽の食欲」の正体です。
ネズミの尻尾を押さえたら、捕獲まではすぐです。
そうしてアロマの成分表と香りのバランスを加味しながら、最終的な着地点としての「香りのイメージ」を決めておきます。
それが「きんもくせいっぽい香り」
成分バランスと香りの調合でひとまずブレンドが出来ます。
そして、このブレンドオイルの利用方法をどうしようかと考えたとき、ひらめいたのが「リップヴァーム」でした。
ヴァームを唇に塗布することで、香りが直接鼻腔へと運ばれます。
効果抜群です。
唇も潤いますし。
ヴァームの材料には蜜蝋(みつろう)、シアバター、ホホバオイルなど天然の素材を使用しています。
それらを湯煎で溶かして、そこへブレンドを数滴垂らすと、何とも言えない香りが広がります。
これをリップスティックに入れて固まるのを待つだけ。
はたして効果はあるのか?
このリップを様々な人に配って試してもらいました。
効果に関してはここでは書きません。
たぶんいろんなところからクレームが来るでしょうから。
ただ、リピートしてくれる方は多いです。
ちゃんと使っている方はリピートしてくれていますね。
そもそもこのブレンドの心理的効果はと言うと、忙しかったり、寂しかったり、なかなかご自身を労れていない人に安らぎをもたらすものです。
孤独に寄り添う・・・
そんな言葉が一番似合います。
幸せホルモンのセロトニンを意識して創作したブレンドですから。
REQUIEM シリーズのブレンドのコンセプトは、自分のための香りです。
時に身に纏ったりして、いつでもそばに置いて人の助けとなる・・・
そんなブレンド達です。
このZeroもCARNELIANやGESSOのように、いつでもどこでも身に着ける香りとして出したいと思っています。
リップヴァームとしては薬事法など法律上の関係で出せません。
なのでロールオンでの提供になると思います。
リップヴァームを創作出来る方はエッセンシャルブレンドを使って、ご自身で創作されてもいいかもしれませんね。
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